元在日の脱北者が語る北朝鮮の実態。今回のテーマは『最新!住宅事情』だ。金正恩総書記は2022年4月、平壌で大規模な集合住宅の竣工式に出席した。中でも“肝いり”とされるのが『80階建て』の高層マンション。最上階では、さぞかし素晴らしい眺めを堪能できるのだろうが、実は北朝鮮のマンションでは、高層階は全く人気がなく、今回の『80階建てタワマン』でも、位の高い幹部ほど、低層階に入居するとみられている。一体なぜなのか。背景には、圧倒的に不足する電力の問題など、“北”ならではの深刻な事情があった。さらに最近では、畑などがある農村地帯もつぶし、住宅建設に拍車を掛けている金総書記。食糧事情が改善しないまま、強行的とも取れる開発姿勢に、一般市民の不満は募るばかりだ。 【解説】金柱聖(キム・ジュソン) 在日3世として関西で生まれ、14歳で北朝鮮に帰還。約30年間、大学講師や作家として活動。2009年に脱北。FNNプライムオンライン
朝鮮,遺伝子異常
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